これまでお世話になってきたZ会を退会し、小学4年生のカリキュラムが始まる2月から四谷大塚の通信教育『進学くらぶ』に変更しました。
Z会中学受験コースの良かった点や気になる点、進学くらぶに変更してどう感じているかについて詳しくお話していきます。
塾なし中学受験を考えている方の参考になると嬉しいです。
Z会中学受験コースを退会
長い間お世話になっていたZ会を退会しました
小学3年生の娘Ounaは年少からずっとZ会を続けてきました。3年生の中学受験コースになってからは習い事と英語教育を優先し、算数と理科のみの受講していました。
Z会中学受験コースについてまとめている記事はこちら↓
塾なし中学受験は【Z会中学受験コース】小学3年生の算数・理科から
また思考・表現という公立一貫校の準備や思考力をのばす教材も使っていましたが、これも全てやめて、新4年生になる2月から四谷大塚の進学くらぶに変更しました。
Z会の良かったところ
- 良問が多い
- 授業が短くまとめられている
- 提出物を出しやすい
- 教材が毎月送られてくる
- 転居時の対応が良い
Z会の良かった点について詳しくお話します
Z会はシンプルだけど良問が多いです。難しすぎず、それでいて頭をしっかり使わせてくれる。そんな問題が多い印象があります。
中学受験コースになると映像授業が始まりましたが、1つの動画が短いため空き時間を使って学習するには使いやすかったです。
また提出物がとにかく出しやすかったです。写真に撮ってサイトからアップすればいいだけなので非常に楽でした。
そのおかげで中学受験コースの提出物は全て期間内に出すことができました。
それから我が家は転勤族なので数年に1度転居があります。転居のたびに住所を変更する手間がかかるのですが、Z会は転居のタイミングで受け取れないことがないように転居元と転居先に同じ教材を送ってれました。
この心遣いにますますZ会が好きになったのを良く憶えています。
Z会中学受験コースの残念なところ
- 映像授業にユーモアがない
- 教材が少ない
- 毎月送られてくる教材の管理が必要
- テスト結果が分かるまで時間がかかる
- 復習する機会を自分で作る必要がある
少し残念だったところについて詳しくお話します
Z会の映像授業はとても短くてシンプルなのですが、小学生が1人で学ぶにはもう少し面白みがあってもいいのかなと思います。
小学2年生の春まで使っていた四谷大塚のリトルクラブがとても面白かったので、どうしても比べてしまいました。
リトルクラブについてはこちらの記事に詳しく書いています↓
中学受験につながる通信教育リトルクラブの難易度とやめた理由とは?
リトルクラブ【学力向上コース】【中学受験コース】の違いを徹底解析
小学3年生はまだ本格的な受験勉強の前段階なのでZ会は教材の量が少なかったのだと思いますが、それを考えても本気を出せば数日で終わるくらいの量でした。ちょっと物足りない印象です。
それから復習する機会も少ないと感じました。3年生の間は月例テストが月1回、4年生からは月に2回ありますが、3年生のうちは月例テストを受けるだけで定着していないまま次の単元に進んでいしまっていたと思います。
自分で計画を立てないとやりっぱなしになってしまうのも気になりました。
4年生からは月に2回になるので続けていたらもう少し違ったかも知れませんが、もう少しテストを意識できる方が我が家にはあっていると思いました。
また毎月送られてくる小冊子をどのように管理するかが課題となりました。
結局保管してあるものの、一度も終わった月のものを出すことはなく1年が過ぎてしまいました。
管理能力が不足している私には4年生から先どんどん増えていくと思うと『無理だ』と感じてしまったのです。
実力テストや月例テストは写真を撮って出すだけなのでとても楽ですし、結果もアプリで見られるのでとても楽なのですが、戻ってくるまでに少し時間がかかりました。
この後お伝えする進学くらぶは早ければ翌日には結果が分かるので復習しやすいのです。
四谷大塚の通信教育 進学くらぶを使ってみて
新小4年生からは進学くらぶを使っています
進学くらぶに変えて良かったところ
- 映像授業が面白い
- 予習シリーズが使いやすい
- カリキュラム通りに行うとやりっぱなしにならない
- テストの結果がすぐに帰ってくる
- 頻繁に行われる全国的なテストで立ち位置が分かりやすい
- 教材の管理をしやすい
進学くらぶにして良かったところについて詳しくお話します
進学くらぶに変えて一番良かったと思うことは、映像授業の面白さです。
Z会の映像授業と違って先生の話し方が面白く、生配信で塾の授業を来ているような気になります。
そのため娘が1人で家にいる時も映像授業を見ていると『誰かと一緒にいるみたいだから寂しくない』と話してくれます。
カリキュラムは1週間毎に決まっているため、どこからどこまでやったらいいのか一目でわかります。週末に定着度合いを図る週テストがあるため復習する機会もありますし、理解できているかどうかも分かります。
テストの結果がすぐに帰ってくるため、早ければ翌日には点数が分かります。娘はそれがとても楽しみなようです。
組み分けテストも5週に1回行われるため、全国的な立ち位置も毎回確認することができます。
自宅にいながらもここまで塾と同じようにできるのかと感心してしまうほどです。
進学くらぶの大変なところ
- 映像授業が長い
- カリキュラムをこなすのが大変
- テキストの内容が難しい
- 毎週テストを受ける必要がある
- テストを送るのが面倒
進学くらぶで大変だと感じることについてお話します
進学くらぶは映像授業がとても面白いですが、そのぶん1つの授業が長いです。
特に国語は長文を読みながら説明するため時間がかかります。
またカリキュラムについていくのが大変です。漢字は週に10文字覚えなければなりません。10文字なら簡単だと思うかもしれませんが、関連した熟語も一緒に覚えるため大変です。
理科や社会も同様にハイスピードで進んでいくため、覚える量が膨大なのです。
それに加えて算数も学校のものとは違って難問が続きます。
何も準備をしないまま予習シリーズを始めると、ついていけないお子様もいらっしゃると思います。
また毎週テストがあるためテストを嫌がるお子様もいらっしゃると思います。特に偏差値がでるため、いい結果が出ている時はいいですが、悪かった時にフォローしてくれる塾の先生はいません。
親御さんが気持ちをコントロールできないと、お子様がしんどくなるかもしれません。
テストを受ける際はZ会とは異なり、スキャナーしてPDFに変換し、更にPDFを1つにまとめて送信する必要があります。
それを手間だと思うと続けられないと思います。
Z会中学受験コースと進学くらぶ どんな子に向いている?
Z会と進学くらぶ
どっちを選んだらいいの?
Z会中学受験コース
Z会もとてもいい教材ですし、習い事や遊びの時間を確保するためにできるだけ短い時間で学びたいという方にはZ会はとても向いていると思います。
また親御さんが忙しく、頻繁にあるテストやカリキュラムの管理ができない方にもおすすめです。
進学くらぶ
進学くらぶは塾と同じようなカリキュラムで学びたいお子様や、勉強量を保ちたい方に向いていると思います。
冊子にまとまっているため教材の管理はとても楽です。
自分の立ち位置も分かりやすいので、難関校を考えるのであれば進学くらぶの方が使いやすいと思います。
どちらを選ぶか迷ったら
どちらにするか決められない場合は、小学3年生のうちにリトルくらぶとZ会の算数1科目を同時に使ってみるといいと思います。
進学くらぶは映像授業や月例テストの使い勝手がリトルクラブと使い方が近いので、両方ためしてみると使い方のイメージが分かると思います。
リトルクラブの教材はジュニア予習シリーズです。名前は似ていますが毎月送られてくる教材になるのでご注意ください。
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