ピアノのコンクール【電子ピアノ】では難しい6つの理由

ピアノのコンクール 電子ピアノでは難しい? 習い事
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母が音楽大学出身で私も幼少期からピアノや弦楽器を習っていました。そして小学3年生の娘も3歳からピアノを始めて、今回コンクールに出場させていただきました。

ピアノを習うなら電子ピアノじゃなくてピアノを買った方がいい!とよく聞きますが、コンクールを通してその理由が良く分かりました。

私はピアノの専門家ではありませんが、子供のコンクール出場に向けて一緒に成長してきました。そこで、なぜ電子ピアノではコンクールが難しいのか経験をもとにお話しようと思います。

ピアノのコンクールに出場

ホールのグランドピアノ
ママ:NIjika
ママ:NIjika

小学3年生の娘がピアノの

コンクールに出ました

3歳からピアノを始めて今年で5年目!転居もあり先生は3人変わりましたが今年初めてピアノのコンクールに出場しました。我が家のピアノはローランドHP704です。どうしても転居が多いのでピアノを買うことが難しく電子ピアノで練習をしています。

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気になる【ピアノ】の進度!子供がコンクールに出場するには?

今回ピアノのコンクールに参加して思ったことは、電子ピアノでは難しいということです!

その理由について詳しくお話していきます。

ピアノのコンクールは電子ピアノでは戦えない理由

白い電子ピアノ
Nijika
Nijika

ピアノのコンクールの予選で

音の違いにぞっとしました

コンクールは発表会とは全く違います!みんなやっぱり上手で、指もよく動いています。

娘もよく練習していましたし、それなりに上手だと信じて参加しました。

でもコンクールは甘くありませんね。電子ピアノで弾いてきた娘とピアノで練習してきた子では音が違いました!

①タッチが弱い

娘の使っているピアノは電子ピアノの中でも木製の鍵盤でタッチもそれなりにいいものを選びました。それでも、コンクールのような広いホールで演奏するとタッチが弱く感じました。どうしても鍵盤を抑えきれていないんです。

電子ピアノはピアノのようにハンマーで叩いて音を鳴らすわけではないので、しっかりおさえなくても鳴ってしまうのだと思います。

②強弱がつけにくい

電子ピアノはボリュームを自由にコントロールできます。集合住宅では近隣に迷惑をかけずにひけるため便利なのですが、最大のボリュームが決まってしまいます。

ピアノは弾く強さによって音量も変わりますが、電子ピアノはどんなに強くたたいても決められたボリュームより大きな音がでないのです。

だから、練習していてもしっかり強弱が表現できているのかわかりません。

③p(ピアノ:小さい音で弾く)の音が表現できない

一番困ったのがp(ピアノ)やpp(ピアニッシモ)のような小さい音で弾くところです。ピアノで弾くと小さい音で演奏できても電子ピアノではならないことがあります。音が抜けて聞こえてしまうのです。

幼い頃よりピアノで弾いて来た私は、ピアノを知っているので電子ピアノでもなんとか弾けますが、電子ピアノでしか練習してこなかった娘にとってはピアノと電子ピアノの違いを理解するのは難しいです。

④ピアノの大きな音に慣れない

習っているピアノ教室ではグランドピアノで弾いているためピアノの音にも慣れていますが、電子ピアノでしか弾いていないと大きな音に戸惑います。

コンクールでは自分で演奏するピアノの音を聞きながら弾かなければならないため、電子ピアノの音色だけでは本番の調整が難しいです。

⑤アシストペダルがつかない

小さいうちは、補助ペダルやアシストペダルが必要になりますが、電子ピアノによってはつけられないことがあります。

我が家のピアノもアシストペダルがうまくつかないため、練習と本番の環境が違ってしまいました。ペダルはピアノの一部であるため本番と同じ環境で練習できないのは不安要素の1つになってしまいます。

どうしても電子ピアノを購入しなければならない場合は、補助ペダルやアシストペダルがつけられるか確認が必要ですね。

⑥音色が違う

ピアノと電子ピアノでは音色が違います。

コンクールになるとピアノが弾けるのではなく、ピアノが演奏できるにならなければなりません。そのためにはピアノでないと表現できない音色がたくさんあると思います。

幼児期では電子ピアノではダメな理由が分かりにくい

茶色い電子ピアノ
Nijika
Nijika

小さいから電子ピアノでいいって

思わないで!

子供が小さいうちは電子ピアノやキーボードでいいやかなって思いがちですが、これは大きな間違いです!

我が家もそう思っていましたが、後になって後悔することになります

幼児の時からピアノで基礎をしっかり

幼児の時にピアノで練習することによって、指の力をしっかりつけていくことが大切です。

キーボードや軽い電子ピアノで慣れてしまうと、ピアノを重く感じてしまって音が出なくなってしまいます。

小さいうちは音数も少ないし、ゆっくりとした曲なので分かりにくいですが、大きくなってくると音も増えるし指使いも複雑になってくるので、その時に音がしっかり出せなくなってしまいます。

ピアノの弾き方はなかなか変えられない

電子ピアノで練習してきた娘は、指は動くし早い曲も弾けるけど、やっぱり鍵盤を抑えきれないんですよね。コンクールに生徒をたくさん送り出している先生のところにきてようやく弾き方が良くなりました。それと同時に音色もきれいに!

電子ピアノだけでなく、どんな先生に習うかによってもかなり違うと思うのですが、少なくとも電子ピアノがピアノに勝ることはないと思います。

電子ピアノしかおけない場合の対処法

コンクールに出場する、音大に進学したいなど、本格的にピアノを習う理由がないのであれば電子ピアノでもそれなりに弾けるようになると思います。

でも、ピアノをしっかり習いたいと思うのであれば幼いころからピアノで練習することが大切です。

我が家は数年に1度転居が必要なのでどうしても電子ピアノしか置けません。そのためいくつか気をつけていることがあります。

できるだけ大きな音で弾くようにする

電子ピアノの音量を抑えてしまうと、強弱がまったくわからなくなってしまうので、できるだけ大きな音で練習しています。

鍵盤をしたまでしっかり弾くことを意識する

電子ピアノの鍵盤をしっかり下までおろすように注意しながら弾いています。しっかりピアノを押さえられていないと、ピアノで弾いたときに音色がきれいに聞こえないからです。

コンクール前はピアノで練習する

家には電子ピアノしかないので、コンクール前はピアノ教室に通常レッスン以外にも通ってピアノを弾かせてもらったり、ピアノスタジオを有料で借りて練習したりしています。

コンクールの予選の時もなるべくピアノで練習するようにしていましたが、本選の日は直前までコンクール会場近くのピアノスタジオを借りて練習していました。

電子ピアノでコンクールは難しい理由についてのまとめ

アンティークピアノ

小学3年生の娘がピアノのコンクールに参加した経験をもとに、電子ピアノでコンクールに出場することの難しさについてお話しました。

電子ピアノではピアノのような音色を出したり強弱をつけたりることが難しいため、できればピアノで練習することをおすすめします。

どうしても電子ピアノしかおけない場合は、普段の練習でも鍵盤をしっかりおさえて、大きなボリュームで弾くようにしましょう。

また、コンクールや発表会の前はできるだけピアノで練習できる環境を作るといいと思います。

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