ディズニー英語システム【DWE】のように母国語方式で英語育児をしている方で英検の対策をしようとすると、どうしても日本語を使ってしまう。単語や文法を学ぶとせっかく頑張って来た英語脳が崩れてしまう。そう考えて英語の試験を受けるか迷ってしてしまうことがあるのではないでしょうか?
小学3年生の娘Ounaは0歳からDWEでおうち英語を続けてきで、読み書きも少しずつできるようになったので、英検にチャレンジすることにしました。結果ハイスコアで1発合格。そこで日本語を一切使わずに学んだ方法をご紹介しようと思います。
日本語を使わない英検対策
大切なのは全文書き出し
娘がやった英検対策を紹介します
小学3年生の娘Ounaがやった英検対策はたった1つです。
それは『全文書き出すこと』
英検4級の問題は文法の問題から始まり、空欄の中に入る単語を選んだり、英文を並び替えたりします。多くの方は文章を読んで当てはまる単語を選択の中から選び、記号で答えていく。そういったやり方で勉強していると思います。
でも、本当の力をつけるには空欄の中に自分で選んだ単語を入れながら問題文を全て書き出していくことが大切です。
1冊の問題集が終わるまでに英語10段のノートが1冊なくなるくらいまで書きました。英文を書くことになれていないお子様や小さいお子様は8段のノートを使ってもいいと思います。
小さいと書きにくくてやる気がなくなってしまうので、低学年であれば10段までの物を用意しましょう。
8段のノートや10段のノートだとテキストを1冊終えるとなくなってしまいます。時間に余裕があればテキストを何回も使ったほうがいいので、まとめて何冊か用意してもいいと思います。
13段より細かいものはよくみかけますが、大きい段数はあまり書店でも見かけないので私もまとめて5冊くらい購入しています。
8段の英語ノート
初めて英語を書くお子様には8段の方がいいと思います。幼児に書く作業はとてもハードルが高いのでよっぽど興味がある場合を除いては無理強いしない方がいいです。
アピカ 小学生の英語ノート セミB5 英習罫 8段 2個セット
10段の英語ノート
少し英語を書くことが慣れて来たお子様には10段でも大丈夫です。小学3年生の娘Ounaは8段は使わずに10段から使いましたが問題なく書くことができました。
でも、できるだけお子様が気に入りそうな表紙のものを選んであげてください。書くってかなり大変な作業なので、お気に入りのノートの方がモチベーションが続きます。
キョクトウ カレッジアニマル学習帳 セミB5 英語 10段 LP88 ×3 セット
英検4級をひとつひとつわかりやすく
娘が使ったテキストはこれ1冊
【CD付】英検4級 を ひとつひとつわかりやすく。 (学研英検シリーズ) 単行本 – 2013/4/30
このテキストはとても見やすかったです。1つ1つ文法のポイントが書いてあるのですが、表にまとまっていたり、絵がたくさんあったりとお子さんでも読みやすいテキストになっています。
1つ残念なのは、漢字にフリガナがないことです。そのため小さいお子様や低学年の子が一人で読むのは難しいと思います。
でもDWEキッズのように母国語で英語教育してきたお子様に対しては日本語で英語を教えることはしない方がいいので、あまり関係ないかと思います。
娘のOunaがこのテキストを使う際も解説の部分は全てかくして全文書き出しを行い、感覚で英語を身につけていきました。間違えても正しい単語を入れなおして全文書く。これを繰り返しているうちに、説明しなくても理解していきます。
しっかりかけ流しや英語絵本の読書をしていれば、文法は教える必要はないと思います。
娘Ounaはこのテキストを1回やっただけでハイスコアで合格することができました。
付属のCDをかけ流しに使うことも有効だと思います。必要なイディオムや文章をかけ流すことができるので、直前の1週間はずっとかけていました。
英検を受けるタイミング
英検にチャレンジするタイミングについて
お話します
英検5級を受けるタイミング
英検5級はあまり難易度が高くないし、長文もないので英検Jrの延長で受けていくといいと思います。ポイントは簡単な絵本が読めるかどうかですね。
英検Jrと違って英文を読んで答えなければならないので、全く読めないうちからチャレンジするのは難しいです。制限時間もあるのである程度英語絵本が読めるようにになってからがいいと思います。
DWEでグリーンぐらいまで読めれば大丈夫だと思いますよ。
でも、初めて受けられる場合は背伸びせずに安心して受けられるようになってからチャレンジした方がいいと思います。
英検4級を受けるタイミング
娘Ounaは英検5級を受けずに4級からにしました。理由は英検のホームページからダウンロードできる過去問を両方といてみて、5級は満点、4級は70%程度とれていたからです。
自宅で過去問をとくときに、制限時間内でできるか測ることも大切です。娘Ounaは5分程度時間に余裕をもって解き終わることができました。
対策を始める前は70%程度の正解率でしたが、ご紹介した『英検4級をひとつひとつをわかりやすく』を1回書き出しながら解いただけで、過去問が85%以上とれるようになりました。
このぐらいの正解率になると安心して受験に送り出すことができます。
初めての試験で不合格になると英語が嫌になってしまうことがあるので、余裕をもって受けられるように受験時期を調整したり級を1つ落としたりするといいと思います。
受験直前になったらマークシートもダウンロードできるので、受験番号や生年月日を塗りつぶす練習もしましょう。
DWEキッズの英語の考え方
英語は感覚でといている
文法を教えてないのにどうやって解いているのでしょうか?
英検の問題を解いているとスラスラと進んでいくので、どうやってといているのか娘のOunaに聞いてみました。
どうやって答えているの?
意味わかってといているの?
なんとなく答えを入れてみて
しっくりくるのを選んでいるよ
日本語で考えているの?
英語で考えているの?
英語だけど、時々ママが言ってた
日本語が出てくることもあるよ
ごめんね。余計な事
言わなければ良かったね
どうやら英検の問題はあまり日本語を読まずに英文だけを読んで解いているようです。並べ替え問題も単語を並び替えてしっくりくるようにしているとのことでした。
でも、ときどき私が言ってしまった余計なひとことが出てきてしまうそうで、変なこと言わなければよかったと後悔しています。
サタデースクールの先生からも『お母さんは絶対に英語を教えないでください』と言われています。それは試験の時に『お母さんが言ったこと』『スクールで習ったこと』のどちらが正しいか混乱してしまうことからとのことでした。
The Sesame Street Dictionary 子供用の英英辞典
英単語が分からないときに
英英辞典を使っています
我が家は英語を日本語に訳すことはしないように徹底しています。そのためには子供用の英英辞典が有効です。
The Sesame Street Dictionary (Sesame Street)
この本はセサミストリートのキャラクターたちが面白おかしく英語で単語を説明してくれる画期的な辞典です。
英検の問題を解いていて分からない単語が出てくるとセサミの辞典で調べて説明するようにしていました。
一つ一つの単語に絵やキャラクターどうしの会話がついているので、視覚的にも理解できるし、説明文も短いので理解しやすいです。
娘は小学3年生ですが、まだ自分で調べて読むのはハードルが高いです。そのため私が調べて一緒に読むようにしていました。解説だけでなく例文があるものもあって、とても分かりやすいです。
もっと小さいお子様にはこちらもおすすめです。
English Picture Dictionary (First Picture)
この本は娘Ounaが3歳くらいの時に買ったものです。今は単語クイズを出す時に使っています。解説が短く文字も大きいので、園児からでも十分使うことができますよ。
単語量や解説が少ないので、いずれは先ほど紹介したThe Sesame Street Dictionary (Sesame Street)に切り替えていけるといいと思います。
簡単な単語だけを英語で伝えるには絵だけの辞典も有効です。
First Thousand Words in English
この絵辞典は身近なものや動物、乗り物や食べ物、職業や天気など、日常生活で必要な単語がたくさんのっています。困った時にこれをみるだけでだいたい分かるので、1冊あると便利です。
我が家ではこの3冊を用途によって使い分けながら英語育児をしています。英検を進めていく上で欠かせない本になりました。
英検4級対策のまとめ
DWEキッズなど母国語方式で英語を学んできたお子様に有効な英検対策についてお話しました。
英検対策に一番重要なのは全文書き出しです。問題文を読んで穴埋めの記号を選ぶだけではなく、正解と思う単語を選んで全文書くようにしましょう。
また、間違えた問題も解説を読むのではなく、正しい答えを入れた文章を全文書いて覚えることも大切です。
分からない単語は英語の絵辞典や子供向けの英英辞典を使って調べるようにしましょう。
せっかく母国語方式で育ってきた英語脳を大切に、英検対策してくださいね。
コメント