おうち英語で0歳から英語育児をしてきた小学校3年生の娘が英検3級の筆記試験を無事合格することができました。
3年生になってから英検を受けてみよう決断し6月に4級を受験、合格からわずか3か月の準備期間で3級の筆記試験にも合格することができました。
今回は短期間でどのように英検の準備をしてきたのかお話したいと思います。
英検4級と3級の違い
英検4級と3級では大きな違いがあります
英検4級と3級の大きな違いは3級になるとエッセイ(英作文)が増えるということです。1次試験はリーディング、リスニングに加えてエッセイが書けなければいけません。エッセイは英語で出される問題に対して25~35単語で記述し、文法や単語を正確に、かつ論理的に回答しなければなりません。
しかもどれも配分が同じなので、リーディングとリスニングが仮に満点とれたとしても、エッセイが0点だと不合格になってしまいます。
英検3級に1発で合格できたのは、英検4級の時にしっかり書くことをしてきたからだと思います。
英検4級の取り組みについて詳しくお知りになりたい方はこちらの記事をお読みください。
英検4級合格【DWEキッズ】が日本語を使わずにできる英検対策
英検3級の具体的な対策
どのように対策してきたのかみていきましょう
英検3級をひとつひとつわかりやすく
娘が使っていたテキストは英検4級のときと同じく英検3をひとつひとつわかりやすくです。
これはとても見やすいので使いやすいです。ただし小学校低学年の子が使うように想定されてできていないので、漢字にふりがながふっていないのでしっかりテキストを読み込みたい方はその都度読んであげるか、別のテキストを使う方がいいと思います。
娘はこのテキストを使っていますが、日本語の解説は全く読まないので漢字が読めなくても関係ないのでこれを使っています。
せっかくDWEや英語絵本を使って母国語方式で育てて来たので、遠回りになったとしても文法を教えたり、意味を和訳したりしないで学んでいくつもりです。
テキストは問題から全て書き出し
英検4級の時もやりましたが、問題を読んで(かっこ)の中を埋めていく、記号で答えていくような勉強ではなく、問題から全て書き出してセンテンスとして覚えていきます。
間違えたら場合はその部分だけ書き直していますが、全文書き出していくと一日何ページも進めていくことはできません。でも書き出す作業は1人でできる最高のアウトプットになりますし、これがエッセイにもつながっていると思います。
もし時間がなければ音読だけでもいいと思いますので、(かっこ)の穴埋めだけで進んでいかずに、1問1問といていかれるといいと思います。
本当は2回から3回このテキストを使う予定だったのですが、途中でピアノのコンクールがあり英検だけに集中できなかったので、テキストをひととおり終えた後にバツ直しのみ2回目解きなおしをしました。
エッセイ(英作文)対策
エッセイは英検の過去問やテキスト、インターネットで英検3級エッセイ対策として無料で公開されている問題をみて書く練習をしました。娘はサタデースクールに通っているので、ネイティブの先生に添削してもらって、正しい英語をもう一度書き直しすることでようやく身についたと思います。
エッセイは質問に対する答えと理由を2つ書かなければなりません。娘は、質問の答えを述べたあとに、『because(なぜなら)』から始めて1つ理由を書き、その後に『also(また)』に続けて2つめの理由を書きました。そして最後に『So(だから)』からはじめて自分の意見を述べる。といった書き方をしていました。
質問の答え 私は○○だと思います。
because(なぜなら)○○だから
also(また)私は○○だと思います。又は私は○○が好きです。など
So(だから)私は○○だと思います。
『So』から先は文字数が足りなかった時に調整していれていました。なくてもいいと思います。
ひととおり英語学習をしてきた大人にとってはたいした文章ではないように思いますが、初めて英語を書く子供にとっては大仕事です。
英検3級になってエッセイに向けて書く練習を始めるとなると短期間では間に合いません。英検4級の頃から3級のエッセイを見据えて、テキストを全文書き出しをしていたのがとても役に立ちました。
全く英語を書いたことがない。書くことに自信がない。添削してくれる人がいないという方にはこちらのテキストが便利です。
TAGAKIの使い方についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。
母国語方式【DWE】で英語を学ぶ小学生におすすめのワーク3選
リスニング対策
我が家はDWE(ディズニー英語システム)で育ったのでリスニングの対策をしたことがありません。リスニングは何もしなくても90%くらいは安定して取れています。
でもやはり少しずつ単語が難しくなってくるので、知らない単語も出て来るようになりました。
でも、全文書き出ししながら問題を解いているので読めない単語をそのまま飛ばしていくことはありません。読めない単語は聞いてもわからないため、たとえ意味が分からなくても単語をしっかり読めるようにしていくことは大切だと思います。
全文書き出しはアウトプットだけでなく、インプットにもなっているので必要な表現を理解していくことができます。そのためリスニングにも効果があると思いました。
テキストのCDをかけ流す
ひととおり英検3級をひとつひとつわかりやすくのテキストを終えて、リスニングの課題も全て終わってから直前の2週間はテキストについていたCDをずっとかけ流していました。日本語が全く使われていないので、かけ流しをしながら重要構文を覚えていく作戦です。
小学3年生になった今もかけ流しを続けているのですが、直前2週間はずっとこれをかけていました。それも良かったのだと思います。最後の最後に点数が伸びてきました。
英検3級を受ける目安
どのタイミングで英検3級を受けたらいいのかお話します
小学生であれば、英検4級を受けずに3級を受けるという方は少ないと思います。我が家も4級から受け始めました。4級を受けたときのスコアが3級をうけるかどうかの1つの目安になると思います。
こちらが娘の4級の結果です。合格基準622点に対し904点で、英検バンドが+11になっており、余裕をもって合格することができたということになります。これをみて次に3級を受けてみようと思うようになりました。
英検3級の過去問が英検の公式サイトで公開されているので1度やってみることも大切です。
娘が家で始めて解いたときは
ママ~全然わからない笑!
といった感じで、リーディングは50点ぐらいしかできませんでした。単語が難しかったようです。でも全文書き出しとバツ直し、かけ流しをやったおかげでコンスタントに80点取れるようになりました。
4級を受けてから期間があいている場合は過去問で70点以上とれるようになってから申し込むと無理がないと思います。
でもエッセイの対策も一緒にしないといけないので、書くことになれてから申し込むことも大切です。
英検3級1次試験の結果
今回も無事に合格することができました。英検4級から3か月の準備期間でしたが、全文書き出しでの英検対策はとても有効だったと思います。1日にたくさんの問題をこなしていくことは難しいですが、1問1問丁寧に解いていくことがいいようです。
英検3級も余裕をもって合格することができましたが、準2級からはゆっくり時間をかけて取り組みたいと思います。
英検3級1次試験対策のまとめ
小学3年生の英検対策についてお話しました。英検対策にはテキストを1問ずつ問題を含め全文書き出すことが有効です。
エッセイを書けるようになるには時間がかかるため、英検4級の取り組みから全文書き出していると3級で楽に書くことができます。
始めてライティングを始める場合はTAGAKIを使うことがおすすめです。
英検4級で余裕をもって合格、または過去問で70点以上とれるようになったら英検3級を受けるといいと思います。
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